彼、ピーターにとって理想的な女の子は、自分といっしょに遊べて、かつお母さん役を引きうけてくれなければなりません。
シェイクスピアが生きた17世紀から謝年位たって、子ども時代にしがみついているこういうヒーローが出現したわけです。
ロミオとオセローは、思いこみと現実の間でハートブレイクして死を急ぐ結果になりましたが、ピーターは死のない世界にフワフワと漂ったまま、現実と交わろうとしません。
彼は現実への恐怖心が特別強いのです。
現実とは自分をおとしめる事態が発生する場所だという思いこみ。
だからピーターは空想のカラを着て自衛し、遠い別世界ネヴァーランドに逃避します。